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 インフラエンジニアの斎藤祐一郎さんがTENTOさいたまにやってきてHTTPの講義をしてくれた。
 と言っても、なんのこっちゃの人が多いだろうな。
 マチガイを恐れずにすごくわかりやすくいうと、こういうことになる。

 TENTOのウェブサイトYahoo!のウェブサイトを比べれば、デザインや内容が大きく違っていることがわかるだろう。
 でも、じつは二者はそれほど多くは変わらない。少なくとも、どちらも同じウェブページ。つくりそのものはそれほど変わらない。

 そういう目で見ると、Yahoo!とTENTO、大きく異なる点はひとつだけなんだよね。アクセス数がまるで違っているんだ。
 Yahoo!はもちろん、国内最大のウェブサイトとして、毎日何億というアクセスをさばいている。一方TENTOは多くたってせいぜい1000。Yahoo!とはまったく異なることがわかるだろう。

 こうした差異は、同じサイトでもあっても出る。
 たとえばAmazonは、クリスマス商戦といってクリスマスの前はたいそう忙しい。対して、秋の平日午前中なんかは、アクセスする人も少ない。
 このように、アクセス数にはムラができる。でも、ユーザはたとえアクセスが多くて混んでいても、待つのはイヤなんだよね。すぐに用を足したい。それは、ウェブサイトを供給する側だって同じなんだ。
 斎藤さんはユーザが混雑をできるだけ感じないよう、チューニングしておられる。本人いわく、それがインフラエンジニアの仕事だ。

 一方、HTTPとは、Hypertext Transfer Protocolの略だ。
 プロトコルとは、「約束ごと」「取り決め」を表すことば。もともとは外交用語で、炭酸ガスの排出上限を決めた京都議定書の英訳がKyoto Protocolだといえば、理解できる人も多いだろう。
 インターネットを介して通信を行う際には、かならずプロトコルが問題となる。
 たとえば、このページはあなたが地球の裏側にいようと眺めることができる。これは、あなたそして私がプロトコルを守って通信しているおかげだ。
 インターネットとは要するに、たくさんのプロトコルが山ほど集まったものだと思っても、たぶん間違いじゃないだろう。

 斎藤さんはとてもやさしいことばでインターネットにかならずある通信の約束ごとプロトコルについて説明してくれた。
 さらに、そのもっとも現代的な形態といえるHTTPについても。
 受講したのはTENTOさいたまの中学生。
 詳細は、こちらの資料を眺めてほしい。

 じつは、ふだんTENTOではこうした講義型の授業が行われることはほとんどない。
 子どもたちは自分のスキルに応じて、自分にあった開発をする。
 それを手伝ったり、黙って見ていたりするのが講師の役目だ。
 
 こうした形式を採用するのは、いくつか理由がある。
 ひとつは、受講者のスキルがまるで違っているためだ。
 ある子は教えなくたってウェブや参考書を読みこなし、コードガシガシ書いてモノをつくる。
 一方、またある子はマウスをうまく動かすことができず、クリックの仕方も知らない。
 こうした差異が同じ小学5年生に普通に起こり得るし、場合によっては前者より後者のほうが成績はずっと良いということも起こり得る。

 ひとりの先生が多数の生徒に教える授業・講義形式は、いわゆるコスト・パフォーマンス的に、マンツーマンに近い形態よりずっといい。
 また、教師の「教えるカタルシス」に着目しても、授業・講義形式のほうがずっと高いだろう。
 単に「TENTOにあわない」ことを除けば、一斉授業のほうがいいんだよね。

 斎藤さんには、授業・講義形式をとってもらった。
 プロトコルなんてリクツを伝授するには、授業・講義形式しか考えられない。
 そしてなにより、ITで働くとはどういうことなのかを、中学生たちに斎藤さんから学んでもらいたかったのだ。

 TENTOでやっている開発はどんな形で世の中と結びついているのか。
 それを話すのが現役バリバリのエンジニアって、じつは凄く贅沢なことなんだよ。

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