tohoku-icon-1Reconstruction Japan」というサイトが立ち上がっています。

私(TENTO主宰)は、じつはアマチュア・バンドマンとしての顔も持っているのですが(激白!)、そのバンドメイトである石井正宏さん(株式会社シェアするココロ代表)が、「今ここからできること」を考えて、インフォ・ラウンジ合同会社との連名でつくられたものです。

バナーと音楽という「今すぐできるもの」をメインに、被災地の方々、そして大きなダメージをこうむったわが国そのものを応援するサイト。ステキなこころみですよね!

じつは今回の震災で、TENTOもおおいに悩むところがあったんです。

「子どもたちにIT知識とプログラミングを!」という考えは正しいと思っているし、かならず届くメッセージだと信じています。

でも、気の長い話ではあるんです。「教育は国家百年の計」とかいいますけど、百年かかることは絶対なくても時間はかかる。効果が出るのに、最低でも数か月はいるだろう。
そんな悠長な話が今、必要なのか。もっとほかにやるべきことがあるんじゃないか。

昔の文学者は「飢えた子に文学は有効か」という命題を真剣に話し合ったらしいですけど、それに似た問いを考えざるを得なくなりました。飢えた子に必要なのは文学じゃなく、大きなおにぎりです。でも、TENTOがやろうとしているのはおにぎりじゃなくて文学のほうなんだ。それでいいんだろうか。

でも、ぼくら「生き延びた人間」がやるべきことは、今後のこと・これからのことを考えていくことなんですよね。
正直な話、おにぎりをつくることは今のぼくらにはできない。
でも、彼が今後飢えずに、自力でしのいでいく糧をつくることはできるはずだ。その意味ではこの時代、「IT知識とプログラミング」は文学よりずっと有効だと思っています。

3月28日と4月1日におこなわれる無料講座は、当初「インターネットのしくみ」をテーマにおこなわれる予定でした。HTMLという言語と、巨大なネットワークがどのように構成されているかについて。PCをじっさいにいじりながら、体験してもらうつもりでした。
単純な知識ですけど、こんなことも学校の情報教育では得られない。これはこれで、有効な知識となるんじゃないかな、と考えていたのです。

でもね、「今」わずか40分の時間を使ってやるとしたら、もっと有効なことがある。
みんなが知りたいこと、知ってもらったほうがいいことがある。
それで緊急に内容変更することにしました。これが、「今、TENTOにできること」なのだと思っています。

題して「災害に生きる」。災害時にすぐに役立つインターネット利用術です。
詳細は、下のバナーをクリックして、サイトをご参照ください。
参加無料、おかげさまで多くの方に参加希望をいただいています。遠方からの参加希望もいただいて、うれしいやら恐縮するやら。
定員あとわずかです。お申し込みはお早めに!

tento-banner-grass
(バナーをクリックするとサイトに飛びます)